運も実力のうち?「センター試験shuffle」導入へ

 教科書に掲載されていた文章が出題されたり、事前に試験問題がネット上に漏洩した疑いがあるなど次々と問題点が指摘されている大学入試センター試験だが、試験を実施している大学入試センターでは、来年度からこれまでとは全く異なる新しいコンセプトに基づいた「センター試験shuffle」の導入を検討していることを明らかにした。
 
 同センターによると、現在検討されている「センター試験shuffle」は、出題される問題ごとに予め3〜4つのパターンを作成しておき、試験時には、これら複数の問題のうち1問が受験者ごとにランダムに選ばれて出題される。『運も実力のうち』というコンセプトの下、「”次に出題される問題がわからない”、”意外性に満ちた出題”を演出する全く新しい試験スタイル」(入試センター広報)だ。
 
 この方法なら、出題時までどの問題が出題されるか分からない上、受験者ごとに違った問題が出題されるために、たとえ事前に試験問題の一部が漏洩したとしても、試験に与える影響を極力抑えることができる。
 
 しかし、真にこの「センター試験shuffle」が注目されるべき点は、そのコンセプトにある。これまで、入学試験といえば、選択制の出題を除いて全ての受験者が同じ問題を解くというのが常識。ところが、「センター試験shuffle」では、『運も実力のうち』というコンセプトを前面に押し出しすことで、出題される問題の違いから生じるであろう受験者間の有利不利を全く不問に付してしまうのだ。
 
 受験者ごとに出題が異なれば、当然、その内容によって有利不利が出てくる。入試センターでは「パターンごとの問題の難易度は可能な限り同じようなものにする」としているものの、ある受験者にとって得意な問題ばかりが選ばれたりするようなケースも発生するだろう。しかし、『運も実力のうち』ということを公に認めてしまうことで、どのような問題が出題されるのかということ自体、受験者の能力として評価してしまおうというのだ。
 
 「”センター試験shuffle”とは、試験問題だけでなく、新しい試験のスタイルそのものを受験者に提供する画期的な入学試験だ。解くたびに違った問題が出される、新しい試験の楽しさを味わっていただきい。」(入試センター)
 
 大学入試センターでは、今後、試験の実施方法や受験者の解答用紙の記入方法などの詳細を検討し、「センター試験shuffle」を早ければ来年度から導入する予定。
 
 ちなみに、出題による有利不利について問題にされなくなる以上、入試センター側のミスによる問題の不備や科目ごとの平均点の不均衡などがあったとしても、加点や得点調整は一切行わない方針。「当然、それは、そのような問題にあたってしまったあなた自身の運が悪いだけ。」(入試センター)とのことだ。











すいません。これも嘘記事です。
http://www2.mnx.jp/~kez9184/log/0501/05012401.html

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