(not∈は要素であることの否定ということで。)
U={M|Mnot∈M}とする
U∈Uでなく、Unot∈Uでもない
よって矛盾
というのが、有名なラッセルのパラドクスです。
例えば、これを言葉で記述すると、
「ある村の床屋は自分でひげを剃らない村人のひげのみを剃る。では、その床屋は自分のひげを剃るのだろうか。」
というような問題になります。

なんで、こんな話になるかというと、マクドナルドの新商品マックブランの話なんです。
高級志向でこの商品を売り出したと言う話を聞いておりますが、POPが全然高級でない。商品はもちろん、広告や包装などありとあらゆる、「マックブラン」に関するものを総じて「マックブラン」というもののだとするならば、これは明らかに自己矛盾していると思うのです。
店頭のPOPも普段のフィレオフィッシュとか、マックフィッシュディッパーとかのPOPと同じような媒体を使わずにもう少し違ったものでやればいいのにね。まあ、コストの面とか問題なのかもしれませんが、
人は結構コンセプトに惹かれてものを買ったりするのに、高級志向というコンセプトと矛盾したチープな部分があるとそのものに対する購買意欲はどうしても減ってしまうと思うのです。マクドナルドはブランディング戦略や商品開発戦略に関してはうまいと思っていたのですが、今回のマックブランのPOPに関しては失敗じゃないかな。

追記
マックブランじゃなくてマックグランでした

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